知的財産権
泰和泰法律事務所は国家知識産権局の承認を受け、いち早く専利（特許、実用新案、意匠）代理および商標代理業務の資格を取得した法律事務所の1つであり、国家知識産権局が交付した中国初の「全国知的財産権サービスブランド機構」に選ばれた唯一の法律事務所です。泰和泰は知的財産権関連の行政訴訟および知財紛争解決の実績を積み上げ、困難かつ複雑で社会に大きな影響を及ぼす知財事件の代理を数多く務め、知的財産権分野において極めて高い知名度と評価を得ています。泰和泰は様々な知的財産権（特許、商標、著作権、集積回路の回路配置の設計、植物新品種の保護、営業秘密、不正競争防止等）事件と裁判外紛争解決手続（ADR）業務（知的財産の創造、運用、管理、保護）を探究する中で、豊富な経験を蓄積し、その多角的、体系的、専門的な知財法務サービスは、ALB等の数多くの国際格付け機関に認められ、代理人を務めた知的財産権関連事件は、最高人民法院（日本の最高裁判所に相当）の「代表的な知的財産権関連事件50選」、省級法院の「代表的な知財事件トップ10」、さらには中国外商投資企業協会優良ブランド保護委員会の年間知財保護事件トップ10に幾度も選出されています。
関連業務内容
- （1）専利（特許、実用新案、意匠を含む）
専利訴訟・ADR業務は、泰和泰の強みの1つです。泰和泰の多数の知財弁護士は、テクノロジーと法律の両分野の教育を受け、法院、特許再審査委員会、国家知識産権局等の関連機関で経験を積み、確かな専門知識と豊富な実務経験により、複雑で困難な専利権侵害・無効審判事件を数多く取り扱っています。泰和泰の専利法務サービスは、機械・電子、バイオ医薬品、通信、金融等の分野に跨っています。また、泰和泰はいち早く人工知能（AI）やビッグデータ、ブロックチェーン等の分野において、知財法務サービスを提供している法律事務所の1つでもあります。泰和泰の専利弁護士はほとんどが専利代理の経験を持ち、開業初期から専利業務の願書作成から回答、再審査、無効審判、訴訟に至るまでの各プロセスを熟知しています。無効審判や訴訟等の段階での実務経験の蓄積を通じて、専門的な法務サービスの提供はもちろんのこと、知財管理・運用の多角的な観点から企業専利に関する助言を行い、確実にクライアントをサポートしています。
業務内容
特許、実用新案、意匠の専利出願書類の作成および出願（国内出願と国際出願を含む）
専利の検索と分析
専利の有効性、安定性の解析
専利の戦略とポートフォリオ
専利の譲渡、協力、開発、ライセンス等の契約に関する法的問題の相談および文書の作成
専利の拒絶査定不服審判請求と無効審判
（2）商標
商標訴訟・ADR業務は、泰和泰の主要業務の1つであり、国内一流の商標弁護士チームを擁し、商標権利確認の行政争訟、商標権侵害の民事争訟、商標権の刑事訴訟において優れた実績を収め、重大事件や難事件の解決に優位性を発揮し、取り扱った事件の多くは当該地域および全国に大きな影響を与えました。泰和泰のサービス内容は商標のサイクル全体を貫き、商標表示の選定から障害除去、登録、登録後の商標の管理、許可、監視、紛争解決までをカバーしています。泰和泰の商標法務サービスは柔軟な対応が可能であり、ワンストップ式・全方位型サービスを提供するだけでなく、プロジェクトの必要に応じて、個別の法務サービスを提供することもできます。
業務内容
商標の保護戦略への法務アドバイス
商標ポートフォリオの管理
商標権の譲渡、許可、変更、更新
商標監視報告書の提供
普通商標、立体商標、団体商標、証明商標（地理的表示）の出願
商標の異議申立、拒絶査定不服審判、取消
商標の行政争訟
行政および司法手段による商標権の保護
商標のライセンス使用、海外税関への届出、海外の商標権侵害事件の代理
商取引中の商標に関する事項（ライセンス使用、フランチャイズ経営を含む）への法務アドバイス
（3）著作権
泰和泰の弁護士は著作権の理論研究および実務処理において数多くの成果を収め、様々な著作権保護の特徴を熟知しています。長年にわたり情報産業、コンピュータソフトウェア、データベース、文化、報道、出版、メディア、音楽、映画・テレビ、芸術、インターネット等の分野の国内外企業および機関に専門的な法務サービスを提供し、複製権、発行権、貸与権、展示権、実演権、上映権、放送権、情報ネットワーク伝達権、撮影制作権、翻案権、翻訳権、編集権等に関わる複雑で難しい著作権侵害の民事争訟を数多く手がけています。泰和泰のサービス内容には、著作権の登録、譲渡、ライセンス使用等の法務が含まれています。
主な業務内容
著作権の登録（コンピュータソフトウェアの著作権を含む）
著作権の紛争（コンピュータソフトウェアの著作権紛争を含む）
ネットワーク伝達権の権利侵害紛争
コンピュータソフトウェアの技術開発、協力、許可、譲渡契約
著作権契約の作成および法務アドバイス
著作権の権利侵害争訟、行政取締りおよび関連法務
（4）営業秘密
泰和泰が提供する営業秘密保護のサービスは、営業秘密案件の中核をカバーし、漏えいリスクを事前に防止するだけでなく、迅速に権利保護行為につなげます。泰和泰がクライアントに提供する営業秘密保護のサービスは、漏えいリスクの制御から営業秘密漏えいの証拠取得、鑑定・照合、損害鑑定、公安機関による立件に至るまでを考慮した保護システムを構築しており、クライアントのニーズを効果的に組み合わせ、かつ具体的な状況に焦点を当て、全面的な営業秘密保護戦略を企業のために策定し、個々の漏えい事象に直接対処することができます。具体的には、営業秘密の範囲の策定、秘密保持制度の体系的な構築、漏えい時に必要な対応の仕組みの構築、従業員の秘密保持意識向上のための研修等があります。
主な業務内容
営業秘密の範囲の画定、営業秘密保護戦略の策定
秘密保持制度の体系的な構築、漏えい時の対応の仕組みの構築・助言、従業員の秘密保持意識向上のための研修
ADRによる営業秘密紛争解決の法務サービス
権利侵害紛争回避のための仕組みづくりの助言
営業秘密の権利侵害紛争の調停および争訟代理
営業秘密の刑事訴訟事件の代理
（5）不正競争
泰和泰の競争法の弁護士チームは、不正競争防止分野の業務に長年携わっており、工商行政管理当局に勤務経験のある弁護士も在籍し、法令だけでなく、最新の行政の法執行・政策にも精通しています。行政取締りの面では、工商行政管理機関と専門的かつ効果的な意思疎通を図り、地域、取締り段階等の具体的な要因を踏まえて、効果的で実行可能な解決策をクライアントに提供し、利益の最大化を図っています。民事争訟の面では、泰和泰が代理を務める紛争は、分野が幅広く多岐にわたり、模倣品、営業秘密、虚偽広告、商業的名誉棄損等の競争行為のほか、悪意ある引き抜き、抱き合わせインストール、インターネットテレビ配信等の新型の不正競争の争訟も手がけています。
主な業務内容
不正競争防止に関連するコンプライアンス審査、戦略の策定
企業の代理人としての不正競争関連の通報・調査への対応
不正競争関連の証拠調査・法的分析
不正競争防止の紛争事件に関連する相談
各種不正競争防止事件の行政再審査・行政争訟の代理
不正競争防止の各種民事争訟事件の代理
不正競争防止に関連する各種の教育・研修
（6）映画・テレビ・エンターテイメント
泰和泰の映画・テレビ・エンターテイメント法曹チームは、ベテランの専門家である弁護士を中心に、映画・テレビドラマ、総合芸能、音楽、ゲーム、アニメーション等の文化クリエイティブ・エンターテイメント産業の様々なクライアントに専門的かつ効果的で良質な法務サービスの提供を常に心がけています。クライアントには、映画・テレビ業界の制作部門、投資家、業界関係者、芸能人、インターネット業界のインフルエンサー、企業等が含まれます。泰和泰の映画・テレビ・エンターテイメント法曹チームは、クリエイティブな企画、資金調達、撮影、配給、上映、プロモーション、興行、運営等といった一連のプロセスを標準化された法務サービスの枠組みに組み入れ、カスタマイズと標準化を組み合わせた法務サービスをクライアントに提供しています。
主な業務内容
映画・テレビ会社の代理人として、インターネット上の映画・テレビ作品の著作権侵害について、調査・権利行使をする
映画・テレビ産業の投資家、制作会社、公演団体に対して、エンターテイメント産業の投資、資金調達、運営、協力、撮影・制作に関する法務サービスを提供する
会社全体の知財保護体制を構築・整備し、知財分野における各業務の運営、モデルの刷新について、法的アドバイスを行い、意思決定をサポートする
映画・テレビ作品の配給、代理販売、映画作品の著作権登録、著作権譲渡またはライセンス契約について、法務サービスを提供する
エンターテイメント、文化、メディア分野固有の著作権、商標等の文化資産の保護プランを立案する
映画・テレビ作品の配給、代理販売、映画作品の著作権登録、著作権譲渡またはライセンス契約について、法務サービスを提供する
文化・芸能・エンターテイメント業界における肖像権、名誉権、栄誉権、営業権（のれん）等の権益の保護・救済について、法律相談、代理サービスを提供する
映画・テレビ業界従事者の法律および契約で定められた権利について、事前の防止と行使中の関与を通じて、その署名権、修正権、著作物の完全性を保護する権利、報酬を得る権利等を侵害から守り、特に映画・テレビの有名人の広報危機に法的に対応する
インターネット企業が映画・テレビ業界の新型ビジネスモデルに乗り出したことによって発生した映画・テレビのビッグデータ情報の法的保護の問題について、高品質で効果的な法務サービスを提供する
（7）植物の新品種の保護
専利（特許、実用新案、意匠）権や商標権に比べ、植物の新品種の保護は、中国の知的財産権保護の中でスタートが遅れています。泰和泰は、知財分野における植物新品種の保護に関する理論と実践を共に重視して研鑚を重ねることにより、クライアントに良質なサービスを提供し、植物新品種の無形財産管理・保護システムの構築をサポートしています。
主な業務内容
植物新品種の出願、品種権・出願権の譲渡、不許可の行政不服審査、品種権の出願、公告への異議申立等
育種委託または育種協力業務における品種権紛争の訴訟または種子の品質を巡る損害賠償紛争等
育成契約、育種拠点の管理、建設契約、代理育成、共同種子買戻し契約等の専門的な契約書の作成・精査、紛争の解決
植物新品種の成果・研究開発・実用化、知的財産権の譲渡・許可・抵当等に関するADR業務